ばらの都苑 その1

オープンガーデン

2011年06月08日 10:00

トンネルを抜けると…ならぬ、工場のたてものの脇を入るとそこはバラ園でした。



うわさには聞いていた都苑(みやこえん)。
浜松在住ではないTOMはなかなか機会に恵まれず、今年こそは!と思っていたら、草笛おじさんこと加茂さんが「あそこは見なきゃあ」って言って連れて行ってくれましたぁ。



加茂さんのおかげで、苑主の天野さんから詳しいお話を聞きながら苑内を歩くことができました。


草笛を吹く加茂さん

とにもかくにも圧倒的なバラの量。
こんな場所を個人が?しかも無料で公開??
常識の範疇をはるかに超えています。

ガーデニング業界では有名な須磨さんが何度も来られたと言うのも
頷けます。



そもそもは鉄鋼の工場を経営していたと言う天野さん。
「景気がよかったからね~。恵まれていい仕事をさせてもらったよ~」
とお話しされていました。
でも工場の手伝いに茶畑、畑、と全面的にバックアップしてくれていた奥様に、十数年前に突然病気で先立たれてしまったのだそう。

奥様に「どこへ行きたい?」と聞いたら「バラ園に行きたい」と言われて、一緒にバラを見に行ったのが最後の外出になったそうです。

奥様を見送って奥様の供養に「バラを植えよう」と決意。1000株のバラを注文。バラが届くまでに工場横の茶畑を伐採伐根。土壌改良をして1000株全部を植えたのが11年前。

奥様の供養なので、一人で世話をすると決められていたそうで、今も基本的にはお一人でこれだけのバラの世話をされているそうです。



量がとにかく半端では無く、「この間の台風の雨でだいぶ散ってしまったんだよ。花が少なくなってすまないね」とおっしゃられていたのですが、いや…すごい。

花だらけ…よりも緑の中に花がちらほらが好きなTOMには、そうは言っても多すぎるくらい。

1回では伝えきれないので続きます~。
とりあえず、天野さん、ありがとうございました!!!!!

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